BitTorrent創業者にインタビュー,「テレビの代替狙う」P2P合法ビジネス最前線
今後,映画コンテンツのネット配信がさらに本格離陸するには,二つのことを実現しなければならないとコーエン,ナビンの両氏は考える。ひとつは今のようにコンテンツ視聴料金を利用者から徴収するのではなく,テレビのような広告収入をベースとし,利用者が無料で観られるようなビジネス・モデルにすること。
もう1つはDRMをなくすこと。DRMの話は同意なんだけど、それより今は広告モデルの話が興味深い。BitTorrentが課金モデルだけでやっていくんだとしたらつまらないなぁと思っていたけど、広告モデルを採用して無料視聴ができるようになるなら(Web2.0的な)先進的爆発性を持つもととして捉えてもよい。というか、非常に楽しい。
BitTorrentはHD DVDやBlue-rayに次ぐ、第三の次世代メディアを自認しているけど、ネットさえあれば特定のハードウェアが必要ないし、だいたい大事なのは中味なわけで、BitTorrentは2つの次世代メディアに対して十分対抗できると思います。
BitTorrentで買えるなら、別にDVDやHD DVDやBlue-rayはいらないっす(個人的な感想)。
しかも、買うまではいかないコンテンツも広告付きで無料で見られるとすると、コンテンツ・オーサーにとっても買われるか買われないかという0か1かの世界より安定感・安心感があるんじゃないでしょうか?
翻って、日本国内のP2P事情に鑑みると、Winny開発者逮捕に象徴的なように、悪い部分だけを取り出して、進化を諦める節があります。P2Pの悪い部分を減少させて、よい部分を活用しようという風にならないのは、なんだかつまらないです。BitTorrentが日本にもやってきたわけですが、結局、あとからのっかる形になりますな、日本的には。技術に対して、ビジネスの感覚が追いつかなかったというか、ビジネスの感覚が不在だったというか。

Ryosuke Takeoka
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