とはいえ、というかこんな状況だからこそ、広告マンは自己研鑽にもっと励むべきだ。トラディショナルな広告会社の人間は、インタラクティブの概念とネット社会のコミュニケーションの本質を理解し、これをベースに自らのスキルを組み立てなおす必要がある。
またネット広告会社の人間は、ブランディングコミュニケーションの理解と、マス広告などのすべてのコミュニケーションチャネルの知見の獲得を目指すべきだ。これは簡単なことではない。スキルの変革は簡単ではないのだ。おそらく、本格的なコミュニケーション開発ができるインタラクティブエージェンシーができて、スキルを集約し、地アタマの良い新卒に最初からこの枠組みで教えるのが一番早いだろう。また、おそらくそうしないと市場のニーズにはキャッチアップできない。日本はそれだけ遅れている。
広告市場の成長率がGDPのそれを下回っているのは日本くらいだ。その原因は、日本の広告会社がマーケティングコミュニケーションの変革に対応した効果を創出する広告キャンペーン提案ができていないからだ。繰り返すが、日本はそれだけ遅れている。
Webの世界での生活があるかないかが、効果的なコミュニケーション開発ができるかどうかの分水嶺になっているとぼくは思います。研鑽を積んでがんばって覚えるというのもいいですが、楽しんでWebの世界を生きていれば、それでいいんじゃないかと思うのです。

Ryosuke Takeoka
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